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- 統合失調症は、考えや気持ちがまとまらなくなったり幻聴や誰かにずっと監視されているような感じがする状態が続く精神疾患で、その原因は脳の機能にあると考えられています。約100人に1人がかかるといわれており、まれな病気ではありません。思春期から40才くらいまでに発病しやすい病気です。薬・精神療法・修正型電気けいれん療法・精神科リハビリテーションなどによる治療によって回復することができます。
- 「陽性症状」と「陰性症状」があります。陽性症状というのは,実際には見えないものが見える、聞こえないことが聞こえる(幻覚・幻聴)など、自分の感覚が頭の中できちんと理解できなくなります。そのため、人とのコミュニケーションがうまくいかなくなる場合があります。また、イライラしたり、まわりからの刺激に反応しやすくなるために疲れたりします。陰性症状としては物事に対して無関心になったり、意欲がなくなったりすることもあります
- ご家族や患者様と精神科医で問診を行い、主にこれまでの経過や現在の状況などについて質問をうけ、現在の表情・行動・話し方や会話の流れなどから総合的に判断されます
- 統合失調症の原因はまだはっきりとわかっていませんが、脳内で情報を伝えるドーパミンなどの神経伝達物質のバランスがくずれることが関係しているのではないかといわれています。また、大きなストレスがかかることなども関係あるようです。遺伝子も関与しているといわれていますが、単純に遺伝子だけの問題ではなく、さまざまな要因が関与していると考えられています。
- 精神科医に相談するのが一番の近道です。健康保険証と財布をもって病院にいきましょう。予約が必要な場合も多いので電話をしてまず問い合わせをしてください。
どこの病院に行ったらよいのかわからないときは、保健所や精神保健福祉センターに相談したり、
かかりつけの医師に紹介してもらうという方法もあります。早めに治療を開始した方が、病気の回復が早く、症状も軽くてすむことが知られているため、
早めの相談が必要です。相談相手がたくさんいます。相談相手は医師だけではなく、PSW(精神保健福祉士)や臨床心理士、看護師、薬剤師など、それぞれ幅広い知識をもつ専門家が対応してくれます。
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- 周りからの刺激に敏感になっている急性期などには、不必要な刺激を避けて治療に専念するためや十分な睡眠を確保するためなどの理由により、入院による治療を選んだほうがよいと医師が判断する場合があります。入院中は、医療スタッフが見守ってくれますので、安心して治療に専念しましょう。この病気の方が必ず入院するというわけではなく、入院せずに外来診療をつづけて、回復に向かう方も多くいます。
- 抗精神病薬といわれる、脳内で情報を伝える情報伝達物質のバランスを整える薬が幻覚や妄想などの症状を改善するために処方されます。その他にも、症状に合わせて、不安や抑うつを和らげる薬、よく眠れるようにする薬などが使われます。
- 時として体がかたくなったように感じたり、手足が震えたり、落ち着きがなくなる人も中にはいます。また、のどが渇いたり、便秘になったりする人もいます。これらは薬の副作用の場合がありますので、少しでもおかしいなと感じたら医師や薬剤師、看護師に相談しましょう。薬の量を調整したり、組み合わせや種類を変えることで、副作用をおさえることが可能です。
- この病気は薬を飲むことをやめると、また症状が出てくることがあります。また、再発を繰り返すと症状が強くなり、治りにくくなります。薬には再発を予防する作用があり、薬を飲みつづけることは重要です。薬を飲むことをやめる、薬の量を減らすなどについては、医師とよく相談して決めましょう。症状が良くなったからといって、勝手に自分で薬をやめてはいけません。
- 精神科リハビリテーションとは、スムーズに安定した生活を送れるように手助けをするものです。人の集まるところで感じるストレスにうまく反応できる力を身につけ、仕事に生かせる技術や人との接し方などを学ぶことができます。人によって症状も性格も違いますので、どのようなリハビリテーションを利用するかについては、医師やPSW(精神保健福祉士)、作業療法士あるいは地域の保健師などに相談しましょう。
- デイケアとは、グループ活動を通じて社会にうまく参加できるように準備するとことです。多くは日中に病院・診療所や保健所・精神保健福祉センターで行われています。
レクリエーション、軽作業、料理などのプログラムがあります。症状はよくなったけれども社会に出る自信がない、友達が欲しいなどの悩みがある場合は、デイケアに参加するとよいでしょう。デイケアとは、グループ活動を通じて社会にうまく参加できるように準備するところです。また、医療機関で行われているデイケアは外来治療の1つとして健康保険が使えます。
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