こんな症状ありませんか?
- 1.胃が痛い
- 2.胃がもたれる、重たい
- 3.食欲がない
- 4.体重減少
この他に、胸の奥が痛い、食べ物のつかえ感、血痰、声枯れなど・・・・胃や食道に異常があるかもしれませんので早めの検査をおすすめします。「ただの胃炎、胃潰瘍だろう・・・」という過信がとても危険です!ただの潰瘍も繰り返せばがん化する恐れがあります。
検診内容
胃のバリウム検査
バリウムと胃を膨らませる発泡剤を飲用していただく胃X線撮影です。バリウムの量は約150~200ccでゲップだけ我慢出来れば5分程度で終わります。検診受けられる方のペースに合わせて行いますのでご安心ください。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
バリウムが苦手な方は、最初から胃内視鏡検査も受けられます。ただし、検査日程と時間が限られますので、ご承知下さい。また、検査にかかる費用は自費となっております。
胃がんの基礎知識
最近は胃がんの早期発見の大切さがかなり認知されてきました。
自分自身を守るために、必要な知識を得ましょう。
胃の構造

もっとも胃がんのできやすいのは幽門部(幽門前庭部)で、胃の出口、十二指腸へとつながります。胃がんは食生活と密接な関係があり、食塩の過剰摂取とも関係するといわれています。
ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)も深く関わっているとされます。
食事や生活習慣の変化から、若年層には少なくなっていますが、人口の高齢化を反映、死亡数や罹患数は決して少なくありません。
胃がんはとくに日本人に多いがんで、1998年に肺がんに追い抜かれるまでがん部位別死因のトップでした。現在は部位別死因の2位ですが、罹患率はトップで、患者数はもっとも多いがんです。
早期の段階で発見されれば、100%治癒する治療成績のよいがんです。
胃がんが発生しやすい場所

胃がんは、食べたものを消化する胃袋の内側にある粘膜にでき、徐々に粘膜下層、固有筋層、漿膜(しょうまく)へと外側に向かって浸潤していきます。
粘膜下層までにとどまっている胃がんを「早期胃がん」といい、固有筋層より深く浸潤したものを「進行胃がん」といいます。
早期のうちに治療できれば根治(治癒)を期待できますが、それを過ぎると治すことが難しくなります。
罹患数(胃がんになった人の数)と死亡数のデータ

最新の2010年のデータでは、男性は8万6728人で1位、女性は3万9002人で3位となり、男女を合わせると、がんの中で胃がんの患者さんがいちばん多いことになります。

部位別死亡数を最新の2013年のデータで見ると、男性は3万1978人で2位、女性では1万6654で3位、男女合計では4万8632人が亡くなっています。