こんな症状ありませんか?

  • なかなか治らない咳
  • 胸痛
  • 呼吸するとゼーゼー音がする。
  • 息切れ
  • 血痰、声のかれ、顔や首のむくみなど

肺がんの5年生存率(治療開始から5年間生存している割合)は20%から30%と言われています。
症状が出てからではかなり危険な状態です!喫煙歴のある方は特に注意が必要です。
CT

肺がんについてもっと

肺がんは増えてるの?
日本人の肺がん死亡数は2000(平成12)年に男性で約4万人、女性で約1.5万人です。40年前と比べ男女とも40倍に増加しているのが現状です。 男性では1993年に胃がんを抜き、がん死亡のトップになり、1998年には男女全体でもがん死亡のトップとなりました。

肺がんの基礎知識

最近は肺がんの早期発見の大切さがかなり認知されてきました。
自分自身を守るために、必要な知識を得ましょう。

肺の構造と肺がん

hai_img01肺は呼吸をするためになくてはならない器官です。肺では、呼吸によって吸い込んだ空気から酸素を体内に取り込み、体内から二酸化炭素を取り出して口から吐き出す役割をしています。鼻(口)から入った空気は気管を通じ、気管支から左右の肺に入ります。気管支の末端は酸素と二酸化炭素の交換をする肺胞につながっています。

左右の肺は対照ではなく、右の肺は頭のほうから上葉、中葉、下葉の3つに分かれていて、左は心臓があるため上葉と下葉の2つに分かれています。

肺がんには小細胞がんと非小細胞がんがあります。
さらに、非小細胞がんを腺がん、扁平上皮(へんぺいじょうひ)がん、大細胞がんの3種類に分類しています。

肺がんは、大きく分けて肺門部(はいもんぶ)と肺野部(はいやぶ)に発生します。肺門部は肺の入り口の太い気管支のことで、扁平上皮がんが多く、肺野部と呼ばれる気管支の末梢から肺胞のある肺の奥の部分には、腺がんという種類のがんが大部分です。

肺門部のがんは喀痰細胞診や気管支鏡で見つけやすく、X線では見つけにくいのですが、反対に肺野部のがんはX線写真で見つけやすいがんです。

罹患数(肺がんになった人の数)と死亡数のデータ

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肺がんになった人の数は、従来男性で増加していましたが、近年は女性にも急増し、男女合わせると10万人を超えています。
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部位別死亡数を最新の2013年のデータで見ると、男性で5万2054人で1位、女性では2万680人で2位、男女合計では7万2734人も亡くなっています。

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