病院広報誌 WA! 第103号 2025.08.06 | 広報誌WA!

こころに寄り添う地域看護

訪問医療事業部 部長 安藤 三津子

皆様、こんにちは。今年度、訪問医療事業部長に就任いたしました安藤三津子です。日頃より、地域の皆様、関係機関の皆様には大変お世話になっております。心より感謝申し上げます。当事業部は「寄り添う支援」「繋がる支援」「働きやすい職場」を理念に掲げております。

ご利用者・ご家族の意思を尊重し、自分らしい生活ができる支援、多職種と連携・協働し地域から選ばれる活動ができるステーション、職員がやりがいをもてる働きやすい職場環境づくりを目指しております。訪問看護は、精神科疾患に特化した訪問看護ステーション アイリスと、内科に特化した訪問看護ステーション ソレイユの2種類の事業所があります。

アイリスは大府・知多・半田・日進・みなとの5拠点にステーションを設置しております。アイリスは「自分の家で自分らしくを支える」をモットーに地域で暮らす皆様のお役に立ちたいと考えています。安定した生活の中で、ご希望が実現できるよう支えてくれる方々との架け橋となり、こころに寄り添う看護を提供しております。

ソレイユは大府に拠点をおき、「知識と技術の向上、明るく笑顔で温かく、相手の立場に立ち思いやる心と意思の尊重」をモットーに専門的な知識と技術に基づいた看護を提供することを使命としております。今年度の試みとして、共和会は訪問診療が始まりました。地域で障がいをお持ちの皆様が、医療とつながり続けるために、地域で医療の支援を待ってみえる方のお声をキャッチし、訪問医療に届けます。

訪問診察につながった患者様のご家族様からは「しっかりと診てもらえる先生に出会えました」と医療とつながれたことへの感謝のお言葉もいただきました。また、昨年度よりアイリス大府では、精神科訪問に作業療法士が加わり、機能訓練が必要な利用者様に介入が始まりました。「いままで横向きでしか眠れなかったのが、仰向けで眠れるようになった」と喜びのお声も聴いております。

私たち訪問看護は、利用者様とご家族の皆様の笑顔のために、事業部として誠心誠意努めて参ります。今後も地域に根ざした訪問看護ステーションとして、皆様に信頼され、必要とされる存在となれるよう、より一層努力して参ります。

 

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